[厚生委員]
3年ぶりのリアル開催となった学校保健委員会が11月8日(火)に会議室にて行われました。
内科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科、精神科、薬剤師のすべての科の校医さん6名にご出席いただけました。
(元養護教諭の副校長先生によると、全員揃う会というのはなかなかないんだそうです!)
保護者の出席は、PTAの役員・委員から多くの参加をいただきました。
内容は・・・
✓報告 ①「給食の様子・献立についてなど」 栄養士 塩崎先生
②「定期健康診断結果、環境衛生検査結果など」 養護教諭 松下先生
✓各学校医より指導・助言
✓協議 「コロナの影響とこれからの医療・生活について」
✓質疑応答
先生方にお話しいただいた内容を抜粋して以下のとおりご報告いたします。
・肥満度が高い子が多い学年と、やせの傾向が多い学年とある。(コロナ禍の影響で肥満傾向は全国的な話である)
・アトピー性皮膚炎など、アレルギー疾患はしっかり治療されている印象だった。
・スマホの使い過ぎなど近くを長時間見る影響でピントが合いにくくなる子も増えている。30分見たら少しでもお茶やトイレ休憩をとるなど目を休ませる時間を意図的に設けると症状を減らしていける。
・視力のためには一番いいのは外遊びなど課外活動。
・ブルーライトカット眼鏡はエビデンスがなく、眼科学会のHPにも記載されている。特に子供の使用はさけたほうがよい。
・コロナ禍からひきこもりのようになり不登校になる子もでているようである。外出を心がけるなどの工夫も必要。
・イヤホンは音量などの問題は今の機械はとてもよくできているのであまり問題にならないが、イヤホンをしたままの影響として、耳内にカビが生えてかゆみがでる人も増えてきているので注意が必要である。
・熱中症予防のドリンクも増えてきているが、塩分と糖分の取りすぎも問題である。普段の食生活をしているのであれば、水やお茶の補給で十分に熱中症予防ができる。
・コロナ後遺症として、鼻咽腔炎があることが分かってきた。長引く炎症がある場合はステロイドの方が効くこともあると分かってきている。
以上のように、日常生活で役立つとてもためになるお話が多く来年もぜひ参加してみたいと思いました。
各専門の校医さんの多大なるご協力によって麹町中の生徒のみなさんが健やかにすごしていけているのだと改めて気づかされました。
貴重な機会をいただくことができ感謝いたします。
厚生委員